竹原市は、京都の下鴨神社の荘園として誕生。江戸時代後期には製塩、酒造業により繁栄し、廻船の往来が活発となったため海運業も栄えました。同時期に町人文化も円熟期を迎え、頼山陽の父である春水(儒学者)とその兄弟を生みました。山陽の祖父惟清と叔父春風の住居は現在も町並み保存地区に残っています。
県史跡 頼惟清旧宅
重要文化財
「春風館」「復古館」
普明閣
胡堂
松坂邸
たけはら憧憬の路
町並み保存センター
「町並み保存地区」は2000年に「都市景観100選」に選出されました。酒造業で栄えた江戸時代の面影をそのまま残し、往時を偲ばせる石畳や漆喰、「竹原格子」と呼ばれる塗り篭め格子を用いた町屋が特徴です。
保存地区内には大林宣彦監督の「時をかける少女」のロケ地となった「普明閣」「胡堂」や、「松坂邸」「森川邸」などの旧宅があり、3蔵の酒蔵は現在も営業中。毎年10月末には「憧憬の路」イベントを開催し、町並み全体が幻想的な雰囲気に包まれます。
酒処竹原の町並み保存地区に現存する3蔵は、「藤井酒造」「中尾醸造」、そしてニッカウヰスキー創始者竹鶴政孝の生家である「竹鶴酒造」。その他にもかつて日本一の生産量を誇った吉名のじゃがいもや、小吹のたけのこ、海産物ではカサゴ・ゲンチョウなどが有名。忠海地区にはアヲハタジャムの本社があり、ジャムづくりを体験できます。
藤井酒造
中尾醸造
竹鶴酒造
銘酒の数々
吉名のじゃがいも
小吹のたけのこ
海産物
アヲハタジャム工場
忠海からフェリーで15分の場所に、国民休暇村大久野島があります。戦時中は化学兵器が製造された「地図から消された島」。毒ガス資料館の他、数々の戦争遺跡が現存しています。現在は島まるごとが休暇村で、「うさぎの島」としても有名。四季を通じて多くの人が訪れます。
温泉地としては湯坂温泉郷、石風呂温泉があり、的場海水浴場は夏場に大勢の人で賑わいます。森林浴を楽しむなら竹をテーマにした公園、バンブージョイハイランドがお薦めです。
国民休暇村大久野島全景
大久野島休暇村本館
大久野島のうさぎ
湯坂温泉郷
的場海水浴場
バンブージョイハイランド
〒725-0022 広島県竹原市本町1丁目1-1
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